代表メッセージ

MESSAGE

代表取締役社長 德井 太郎

DISCとは

DISC事業は、産官学が協働して日本発のアカデミア発創薬を実現するための画期的な試みです。
国内製薬会社 22 社もの会員企業が提供した、自社のノウハウの結晶ともいえる良質な化合物から成る化合物ライブラリーを活用し、アカデミアの先生方が有するオリジナリティ高い創薬シーズを、官の支援の下、新薬創生に結びつけることを目的としています。

日本の創薬の問題点・解決すべき課題

米国では、産官学間での人材移動が活発にあり、その土壌のもと創薬ベンチャーが医薬品の初期開発を担っています。
一方、日本では、特に、アカデミアと企業の価値観には、未だ溝が存在していると言われています。
アカデミア発シーズを企業へ確実に橋渡しするためには、この溝を埋めていかねばならず、DISCユニットは AMED 創薬ブースターの一事業として、官の支援の下、最先端のインフラを活用することで、その橋渡しをしようという試みです。

第一三共RDノバーレとは

第一三共RDノバーレ株式会社は、独自の創薬基盤技術プラットフォームを有する、第一三共のグループ会社です。
これまで、第一三共株式会社との創薬研究で培った豊富な経験と実績を有しており、国内有数のHTS実施技術を誇っています。
アカデミアの先生方が注目する新しい現象やメカニズムを適切に反映する試験系を構築し、我々の HTS 技術によって標的に作用する化合物を見出すこと、これがアカデミア発創薬における医薬品開発の第一歩となります。医薬品としての候補化合物に育つ可能性を持つ化合物を獲得することが、創薬標的の開発可能性を向上させ、企業の開発意欲を高めることにつながります。HTS からのヒット化合物獲得により、創薬標的の潜在的な魅力が具現化されることで、アカデミアと企業の双方の価値観や成功経験の共有が可能になります。アカデミア発シーズを少しでも多くの企業へ橋渡しすることが、私たちの使命であると考えています。

第一三共RDノバーレの目標

DISC事業では、AMED の支援の下、質の高い化合物スクリーニングを実施することで、日本発創薬のための新しい取り組みに貢献します。
加えて、アカデミアの先生方にこの取り組みを知って頂くための広報活動にも積極的に取り組み、アカデミアと企業の信頼関係の醸成にも寄与したいと考えます。

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