DISCユニットの想い
PHILOSOPHY
一連の創薬プロセスの支援をワンストップで受けられる、
これがアカデミアの先生にとっての最大のメリットです
第一三共RDノバーレ株式会社
研究推進部長 工藤 玄

DISC事業をアカデミアの先生方が利用するメリットは、創薬企業での豊富な経験と実績を持つ研究者によるコンサルティングから、アッセイ系の構築・ツール試料の作製・HTSの実施とヒット化合物の選抜までの支援を、ワンストップで受けられることです。
当機関の HTS は、高密度化・微量化技術を強化したことで数十万もの化合物ライブラリーを短期間で評価(スクリーニング)することが可能です。
さらに、HTS では適切なアッセイ系の構築だけでなく、ヒット化合物選抜のために適切なスクリーニングフローを用いて評価することがとても大切です。
DISC事業では、HTS のプロフェッショナルがそれぞれの研究テーマごとに最適な試験デザインが組めるよう、サポート致します。
実際に支援を受けられた先生からは、「自分では想像がつかないやり方だった」という声を頂くこともあり、非常に喜んでくださる先生方が多く、私たちも大いにモチベーションがあがります。
これまでにはない画期的な取り組みで
日本発のアカデミア創薬を実現させる

製薬企業はアカデミアの先生方に対して新規な創薬標的の発掘を期待しますが、資金面やマンパワーの都合で種はあるのに十分に研究を進められないケースもあります。
海外ではベンチャー企業がその部分をインキュベートするのですが、国内ではその担い手が不足しています。
そういった意味でもAMEDの創薬ブースター事業は、アカデミアにとって魅力的な取り組みといえます。
DISC事業で画期的なのは、アカデミアの先生の研究テーマを 21 社の製薬企業に対してアピールでき、各企業から提供された約 30 万もの化合物ライブラリーを使ったスクリーニングができることです。
しかも、そのための費用は全てAMEDが負担します。
これは国主導のプロジェクトだからできることで、通常のアカデミアの研究機関や一企業だけではなかなか実現できないことです。
まさに、オールジャパンでの取り組みです。